野鳥がもっと大きく撮れる一眼デジスコ
愛らしい姿をし、美しい声でさえずる鳥たち。 彼らを自分のカメラで大きく撮れたら、 どんなに楽しいでしょうか。 そんな想いに応えてくれるのが、 スポッティングスコープに デジタル一眼レフを組み合わせた 「一眼デジスコ」と呼ばれる撮影手法です。
頭から背にかけてウグイス色をし、目のまわりが白いメジロは、人家の近くでも見られる身近な野鳥(撮影/叶内拓哉)
朝、目覚めたとき、外から鳥のさえずりが聞こえてきませんか。
「チュンチュン」と鳴くのはズズメですが、「ピーッ」「ピーヨ」と聞こえたらヒヨドリ、
「ツツピィ、ツツピィ」と聞こえたら、近くにシジュウカラがいるはずです。
野鳥は深い森や高い山だけでなく、人が多く住む街の中にも棲んでいます。
近くに池や木立のある公園を訪ね、しばらく耳を澄ませてください。
きっと鳥たちの声が聞こえてくるはずです。
美しい声でさえずる野鳥を見つけたら、どんな姿をしているのか、大きく見たくなりますね。
そこで登場するのが、双眼鏡やスポッティングスコープです。
このスポッティングスコープは望遠鏡として使用できるだけでなく、フォトアタッチメントを組み合わせると、デジタル一眼レフを取り付けられるようになります。
この撮影スタイルを「一眼デジスコ」と呼び、
野鳥を大きく撮ることができます。
野鳥撮影に最適な「一眼デジスコ」は、スポッティングスコープ(TSN-884/TSN-774がオススメ)を撮影用レンズに仕立てるというものです。スコープに、フォトアタッチメントTSN-PZ、あるいはTSN-PA6を取り付け、使用するカメラの機種やメーカーに合わせてカメラマウントを選べば、デジタル一眼レフに装着し、超望遠撮影ができるようになります。
このとき、便利なオートフォーカスは使えませんが、ファインダーの像を見ながら、フォーカスノブを回して、ピントを合わすことができます。露出も絞り優先AE(オート)に設定すれば※、自動的に最適なシャッター速度で撮影されます。
※絞り優先AEが使えない機種もございます。