秋は渡りの季節。中でも大きな翼を広げ、ダイナミックに上空を飛ぶタカは、誰もが挑戦してみたい被写体です。タカの渡りは9月中旬頃に始まり、10月、11月と続きます。
渡りをするタカの仲間として有名なのがハチクマとサシバです。北から南へと移動しながら数を増やし、越冬地である東南アジアへと渡ります。また、冬鳥として北から渡ってくるノスリも、渡りルートに乗って、全国に飛来するタカの仲間です。
タカが飛ぶ姿をしばらく観察すると、羽ばたき飛行と羽ばたかない滑空とを繰り返していることに気づきます。また、上昇気流を利用して同じ場所を旋回しながら高度を稼ぐシーンを見ることもあります。この翼を大きく広げて滑空しているときは、絶好のシャッターチャンスです。晴れわたる秋空をバックに、優雅に空を舞うタカの姿を撮影してみましょう。