シベリアなど緯度の高い地域で繁殖し、越冬のため日本に渡ってくるカモの仲間。河川や湖、公園の池などで羽を休める姿は見つけやすいので、カモは野鳥撮影のファーストステップとして最適な被写体です。
カモは越冬地である日本でつがいを形成するために、オスは美しい夏羽(繁殖羽)に換羽します。そのため、12月から2月ごろにかけて、一年で最も美しい姿を見せてくれます。
また、体が大きくて撮りやすい被写体でもあります。小型のコガモでも全長38cm前後、大型のオナガガモで全長75cm(オス)はあります。そのため、公園の池などの人慣れしている場所では、デジタル一眼レフの70~300mmズームレンズで撮ることも可能ですが、細かいディテールまで写すには500mmのレンズが欲しいところです。