VMシリーズ
一般的に、4/3型がCマウントで性能を維持する限界といわれています。
VMシリーズは、M42・TFL・TFL-Ⅱマウントを採用することで、Cマウントでは実現できない光学性能を追求し大型センサーでの利用を可能にしました。
Cマウント以上の光学性能を出しつつ、Fマウントに比較して小型化を実現。
スクリューマウントと、独自のツマミネジ脱落防止のメカ機構を採用したことで、産業用途での使用でも安定したレンズとなっております。
表を左右にスクロールできます。
| 型式 | 対応フォーマットサイズ(型) | 焦点距離(mm) | 絞り範囲(F値) | フォーカス範囲 (m) | マウント | 画角 (水平°×垂直°) |
外形寸法 (mm) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2(Φ32) | APS-C | 1 | 1/1.2 | 2/3 | |||||||
| LM18VM42 | ● | ● | - | - | - | 18 | F2.8〜F16 | 0.1〜∞ | M42(TFL-Ⅱ オプション有り) | 70.5×56.1 | Φ79×99.6 |
| LM18VM35 | ● | ● | - | - | - | 18 | F2.8〜F16 | 0.1〜∞ | TFL | 70.5×56.1 | Φ79×99.6 |
| LM25VM42 | ● | ● | - | - | - | 25 | F2.8〜F16 | 0.1〜∞ | M42(TFL-II オプション有り) | 54.0×42.0 | Φ57×101.8 |
| LM25VM35 | ● | ● | - | - | - | 25 | F2.8〜F16 | 0.1〜∞ | TFL | 54.0×42.0 | Φ57×101.8 |
| LM35VM42 | ● | ● | - | - | - | 35 | F2.8〜F16 | 0.1〜∞ | M42(TFL-II オプション有り) | 40.2×30.7 | Φ54×94.3 |
| LM35VM35 | ● | ● | - | - | - | 35 | F2.8〜F16 | 0.1〜∞ | TFL | 40.2×30.7 | Φ54×94.3 |
特長
- 大型 センサー
2型(Φ32mm)、APS-Cセンサーに最適。 - 高解像力
最大50MP、3.1μmに対応。
8K解像度、高画素カメラに適合する高解像力レンズ。 - 周辺まで高性能
周辺光量のアップ、低ディストーションを実現。 - 光学性能の向上
フローティング機構、ワイドバンドマルチコート - 興和独自のメカ機構
ツマミネジが脱落しない新機構採用。
M42マウント、TFLマウント対応(オプションアダプタによりTFL-IIマウントにも対応)
大型センサー
センサーの対応フォーマットサイズは、2型(Φ32mm)となり、APS-Cセンサーに最適なものとなっています。
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適合センサー抜粋
・IMX342 ・GSPRINT4521(APS-C 21MP 4.5um) ・Python16K (VITA16K) ・GL0402ラインセンサ (~28mm) ・XGS30000 ・Emerald 67M ・XGS32000(APS-C 29.8MP 3.2um) ・Flash 4K ・XGS20000 追加掲載依頼 (1.3″ 20.3MP 3.2um)
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高解像力
最大50MP、3.1μmに対応しています。
8K解像力、高画素カメラに適合する高解像力レンズになります。
光学性能の向上
あらゆる被写体距離でも性能劣化しないよう、フローティング機構を採用しています。
また、レンズ表面に、ワイドバンドマルチコーティングを施すことで近赤外領域の透過率を向上させています。
様々な場面において使用していただけるよう、光学性能を高めています。
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フローティング機構
フローティング機構とは性能劣化を抑えるために効果的な機構です。
通常のレンズでは、設計時に想定した被写体距離からずれると性能は著しく劣化します。
一方、フローティング機構を搭載したレンズでは、あらゆる被写体距離でも最高に近い性能を発揮することができます。
通常のレンズは被写体距離が変化すると性能が劣化することがあります。
それに対しフローティング機構を採用したレンズは、被写体距離の変化に関わらず高い性能を維持することが可能です。 -
ワイドバンドマルチコーティング
通常の可視レンズでは、可視域に合わせた単層コーティングが施されています。 それに対し、VM42シリーズをはじめとした一部のレンズには、ワイドバンドマルチコーティングが施されています。 これは、通常の可視レンズに対して、近赤外領域の透過率を高めるもので、使用できる波長域を広げる効果があります。


興和独自のメカ機構
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ツマミネジの脱落防止
従来の産業レンズではツマミネジが脱落してしまうことで、異物混入リスクを誘引する可能性があります。
VMシリーズでは、このリスクに対し一定の段階からツマミネジが回らなくなる機構を採用。
ツマミネジの脱落を防止することで、異物混入リスクを低減します。
オプション
- マウントアダプターにより、フランジバックの変更が可能です。
標準:M42マウント 17.526mm
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シリーズ マウントアダプター フランジバック(mm) マウント VM42 なし 17.526 M42マウント FB-1600VM 16 M42マウント FB-1148VM 11.48 M42マウント FB-1000VM 10 M42マウント FB-0656VM 6.56 M42マウント FB-1750VM 17.5 TFL-Ⅱマウント VM35 なし 17.526 TFLマウント ※VM35シリーズにはマウントアダプターの取り付けはできません
代表的なアプリケーション
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FPD検査
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航空写真
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ラインスキャン






