◆ 理由@ ◆ | |||
スポッティングスコープ使用によるデジタルカメラ撮影はコリメート撮影法という方法で撮影を行います。 この方法では、人間の眼で対象物を見る代わりにカメラの眼で対象物を見ているのと同じ状態になります。 |
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観察時 | ![]() |
デジカメ 撮影時 (コリメート法) |
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人の眼で見た状態(見掛け視界68°) | 撮影写真(見掛け視界68°) |
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人の眼で見た状態(見掛け視界40°) | 撮影写真(見掛け視界40°) |
◆ 理由A ◆ |
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![]() NIKON COOLPIX990 |
![]() SONY F505V |
デジタルカメラの種類によってケラレの生じやすい機種とそうでない機種があります。 |
同じ20倍ワイド(TSE-21WB)の接眼レンズを使って撮影した例です。左のCOOLPIX990はケラレがほとんどありませんが、右のF505Vではケラレが大きく生じています。これはデジタルカメラの種類によってレンズの設計が大きく異なることによります。多くのデジタルカメラにはズームレンズが搭載されていますが、ズーミングした時に、カメラのレンズを通して見える絞りの位置が変動します。その変動量はデジタルカメラによって異なります。 |
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※デジタルカメラの絞りの位置が人間の眼に当たります。 |
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左の写真のようにスポッティングスコープで鳥を観察している時、アイポイントに眼を置いて鳥を見ています。こうすることで全視野を見渡すことが出来ます。 しかし、アイポイントと眼の距離が大きく離れ過ぎると視野がケラレてしまいます。(メガネを掛けている方が全視野見ることが出来ない場合などがこれに当たります。) これと同じことがデジタルカメラ撮影においても起こっていることになります。 |
上記のように@とAの理由の両方の原因により周辺減光やケラレが生じています。 デジタルカメラのズームを動かしケラレの無い(少ない)領域でお使い下さい。 |
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