デジスコの基本はコンパクトデジタルカメラとスポッティングスコープの相性の良さを追求した超望遠撮影と言えます。そして、ミラーレスカメラも徐々に成熟の度合いを高めてきました。Nikon1V2も大きく進化を遂げ、秒速15コマの電子シャッター撮影や位相差AFによる超高速追従AF-Cなど従来のデジスコでは考えられない要素が追加されました。 「光学系」と一言で言いますが、スコープ・アイピース・アダプター・交換レンズ・カメラ本体すべてのパーツにキッチリした力量が問われます。そして、従来のデジスコは単焦点アイピースにズームレンズ付カメラを装着してのズーム光学系でした。 しかし、ワイド&ハイアイポイントで光学性能の優れたワイドズームアイピースTE-11WZ PROMINARとキレの良い表現力を持った1NIKKOR 18.5mmf/1.8単焦点レンズとの組み合わせは、従来のデジスコ構成を逆転した良いところ取りの組み合わせができます。ズーム全域でケラレや減光、収差も現れず納得できる成果が得られます。 今回のテスト撮影は極寒の高原で行いましたが、25〜60倍(35mm判換算焦点距離1250~3000mm)の全域でシームレスなズーム撮影ができました。驚くべきはワイド端からテレ端までスコープのピント合せをすることなく、カメラAFが効く範囲が続くことです。鳥がじっとしていれば、ピント合せはワイド側で一回合わせるだけ、そのままズーム操作しても大丈夫です。 今まで、こんなに凄いアイピースに出会ったことはありません。
Nikon 1は、動体の撮影に最適な「位相差AF」と、暗部でも被写体を鮮明に捉える「コントラストAF」の異なる2つのAFシステムを採用。広範囲をカバーする73点の「位相差AF」と135点の「コントラストAF」は、シーンに合わせて自動で切り替わり、どんな場面でもピントが合った一枚を撮ることができます。また、シャッターを押してから実際に撮影されるまでに生じる時間を最小限におさえた、デジスコでは世界最短*の撮影タイムラグを実現。狙った一瞬を的確に、そしてシャープに捉えることができます。Nikon 1 V2では、AFの追従するエリアがさらに拡大し、安定して被写体にピントを合わせ続けます。(ニコンWEBサイトより抜粋)
*2012年10月24日現在、発売済みのレンズ交換式デジタルカメラにおいて。
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