最大のメリットはワイドタイプのアイピースを使用することでケラレ・周辺減光ともに発生しない事。
電源ONで約0.9秒の高速起動、DIGICIIによる俊敏なレスポンスは操作性においてストレスを感じさせません。連写も秒間2コマでメモリーカード容量一杯まで可能、スムーズに連続撮影できるのもデジスコ向きです。また連写後もすぐに撮影可能。AF合焦スピードも比較的速くシャッターチャンスを確実に捉えられることでしょう。画質については、発色が若干派手気味ではありますが、色がのっている感じでデジスコでの相性はかなり高いと言えます。ホワイトバランスはオートでも良好で発色も鮮やか。液晶モニターは2.0型と大きく視認性も向上したのですが、ソニーの「DSC-W5/W7」などの2.5型と比べると物足りなさを感じるが実用レベルである。ワイドアイピースで全域ケラレなし、画質の良さや連写性能など総合的にデジスコに適したデジタルカメラであると言えます。
総合評価 |
ケラレ |
画質 |
連写 |
起動 |
扱いやすさ |
◎ |
◎ |
◎ |
○ |
◎ |
○ |
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今回は32×Wアイピースを使用。カメラを最適な位置にセッティングするとズーム全域でケラレ、周辺減光ともに発生しません。ワイドタイプアイピースの21倍でも同様の結果が期待できます。
ズームアイピースでは見掛け視界の関係から倍率によってケラレや周辺減光が出る可能性があります。LERやVAはあまり向いておりません。
TSE-DA4へのセッティングと光軸調整ですが、3箇所あるガイドのうち真ん中のガイドにカメラを取り付けTSE-DA1を一番引いた状態にしてカメラの電源をON。ズーム広角端になっているので周辺減光が発生しています。上下左右にカメラを移動し四隅の周辺減光が均等になるようにします。また、光軸に対して直角を出す方法は真横から見てカメラの液晶モニター枠下部とTSE-DA4のガイドが平行になるように調整します。最後にカメラをアイピースに近付けていき周辺減光が消えた位置で固定します。これで最適な位置となりズーム全域ケラレ、周辺減光なしとなります。
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