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「野鳥にやさしい撮影を!〜鳥をよく見てあげて〜」
近年デジタル機材の普及などにより、野鳥撮影人口は増加の一途です。
撮影によるトラブルも絶えません。基本は鳥をしっかり見てあげること。
鳥は必ずシグナルを出します。まずは観察。そして鳥にやさしい撮影を心がけましょう。
- 撮影場所では大きな声を出さないであげましょう。平気に見える場合でも、鳥たちは驚いているものです。
- 機材をかついでの大きな動きは鳥たちにとって非常に脅威です。大きな動きは控えましょう。
- 繁殖場所での撮影により近年、営巣放棄など様々なトラブルが続出しています。できれば、営巣中の撮影は自粛しましょう。また、鳥にとっての境界線と、撮影側の作り出す境界線は異なる場合がほとんどです。声をかけあったり、紐をはるなどして、鳥たちが安心して子育てをできるようにしてあげましょう。撮影のために巣の周囲の枝を切る人も少なくありません。こういった行為はもってのほかです。
- ねぐらも鳥たちにとって大切な場所です。ねぐらを変えてしまうほどの行為をしないようにしましょう。
- 鳥に近づくときは、鳥の動きをよく見てできる限り低姿勢で。近づきながら何度も立ち止まって、鳥が警戒してキョロキョロと周囲を見回していないかなど確認して、無茶をしないように心がけましょう。
- 都市部では、人家にカメラを向けないこと。農地では、畦を壊したり、農作業の邪魔をしないこと。湿地では、木道からはみだして湿地に入り込まないこと。当たり前のことですが、撮影場所にあわせて行動しましょう。
- 鳥へのやさしさだけでなく、撮影者同士、他のバードウォッチャーなどへの配慮もお忘れなく。
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