ビジョンプロセッサとは?
ビジョンプロセッサは、カメラで取得した画像をリアルタイムで解析し、製品の検査・認識・判定を行う装置です。興和オプトロニクスのビジョンプロセッサ「KP-VPシリーズ」は、AIによる高度な画像認識を可能にします。
処理技術の種類
■ ルールベース処理
従来型の画像処理技術で、しきい値や形状、色などの明確な基準に基づいて判定を行います。高速処理が可能で、単純な検査に適しています。
■ AI処理(ディープラーニング)
サンプル画像を学習させることで、複雑なパターンや微細な異常を高精度に検出。
小さな傷や異物も0.3秒~0.4秒で認識可能です。

主な機能と活用シーン
- 不良品判定
目視検査をAIで自動化。製品や原材料の外観検査において、作業品質とスピードを大幅に向上。
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AI分類
分類するパターンや形状を数枚学習して分類判定が可能。
- AI文字認識(AI-OCR)
印字の欠け・かすれを補正しながら認識率を向上。円筒形状や楕円形容器にも対応。
- ラベル、伝票読み取り
物流工程でのトレーサビリティ確保に貢献。印字検査やコード読み取りにも対応。


製品仕様の一例(KP-VPシリーズ)
KP-VP1D

KP-VP3A

KP-VP4D


接続可能なカメラ・周辺機器
・GigEカメラ、CXPカメラなどに対応
・耐環境カメラとの組み合わせで、油・水・粉塵環境でも安定動作
・USB接続のI/Oユニットで外部制御も可能
まとめ
ビジョンプロセッサは、AIと光学技術を融合した「現場の知能化」を支える中核技術です。
興和オプトロニクスのビジョンプロセッサは、汎用から専用検査まで幅広く対応し、製造現場の品質向上と効率化に貢献します。

